ギュッと五臓六腑

沖縄、青い海、青い空、白い雲、全身小麦色の金髪ギャル

沖縄で潜るの4回目にしてやっとアデヤカバイカナマコ見つけてめちゃくちゃ感動した。大きくて!質量が!どっしり!

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アデヤカバイカナマコは大型だと体長80cmにも達する大きいやつで、しかも腹面がひだ状=フリルっぽくなっててかわいい。ナマコ界のロリータ要員。図鑑の写真で見るよりフリフリではなかったけどかわいい。断面でいうと長辺が下にある台形だから安定感がすごい。今後「好きなナマコどれ?」って聞かれたらとりあえずアデヤカバイカナマコって答えようと思う。そんな質問してきそうな知り合いいないけど。

ガイドさんに向かってアデヤカバイカナマコ投げつけたらナイスな写真撮ってもらえた。右側の、遠くにいるのは旦那です(五七五)。

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一方こちらは幸村誠による漫画を原作にした谷口悟朗監督のテレビアニメ『プラネテス』の画像です。

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構図が似ている。

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また、こちらはマーベル・スタジオが製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給するアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の画像です。

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アハ体験をどうぞ。

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おわかりいただけただろうか……。



さて食べ物の話。

みんな大好き『A&W』、国際通り牧志店は客数が多いからかルートビアが他のドリンクと同じく紙コップで出される仕様らしかった。ルートビアラブ人間(旦那)としてはジョッキで出てきてほしいとのことなので那覇新都心おもろ店まで足を伸ばしたら予想通りジョッキで出てきたし、お代わりもわざわざ店員さんが席まで聞きに来てくれた。幹線道路のガソリンスタンドに併設されてて田舎を感じる。田舎だし。抑揚も省略もないアンドロイドみたいな喋り方の女性店員さんにびっくりしたけど丁寧に応対してくれてるのはわかるしなかなか見られないタイプの人間だから面白いしそのまま名物になってほしい。

あぐー!あぐー!なんかそういう名前の沖縄産の豚肉を『豚しゃぶ専門店 我那覇豚肉店』にて、夜は高そうなので、というかそこまで豚肉に対する熱意がないので、ランチの1000円ほどの豚しゃぶセットを食べた。大抵のお肉はおいしい。薬味に出てきたシークヮーサー味噌が二アリー柚子味噌でおいしかったので自宅用にお土産で欲しい。暑い気候の下で飲むアイスコーヒーはどうしてあんなにおいしいんだろう、これ沖縄にいる間にあと10回は思いそう。

沖縄でごはんに困った時はとりあえず沖縄そばを目指せばよいことに気づきつつある。『田舎 公設市場南店』のソーキそばはソーキがおいしかった。沖縄そば、悪く言えば「薄いツユにまったく味がしみてない麺」「麺の湯切り雑なんじゃねーの」って感じなのだけど(沖縄そば 悪く言えば ってちょっと韻踏んでるな)、散々昼間にサンサン太陽に(←この韻はわざと)照らされた後の夕暮れに食べると謎のおいしさがある。いろんな店の沖縄そば食べてるけど今のところ『沖縄そば 元祖ソーキそばの店 我部祖河食堂』のが総合的に一番おいしかった、たいへん趣のあるサイトですね我部祖河食堂。実際に元祖なのかしら。汚い世界で生きてきたから疑ってしまう。



何度か同じボートに乗り合わせている某ダイビングショップのガイドさん通称Yちゃんが全身小麦色の金髪ギャルで超好き。

酒やけなのか掠れた声とか、潜る時に足に履くフィンの色が鮮やかなオレンジ色でアヒルっぽいところとか、彼女が履いてるサーフパンツの模様に言及したらこれはどこそこのブランドで何々っていうお店にいくらで売ってるけど今たぶんセールで半額になってて~~とそこまで聞いてないのに詳しく教えてくれる気さくなところとか、色白のゲストさんに「ちょっとは日焼けしないと渋くないよ!」と個人的な価値観を無邪気に押し付けてたところとか、私がお世話になってるショップのガイドさんから「彼女はこの船のマスコットガールって感じだよ」と言われていて皆に愛されている感じとか、とにかくいろいろたまらんのです。

一室しかないトイレの前でバッタリ会ったから「Yちゃん先にどうぞ」とニッコリしたら「うおーんありがとう!」って眉根を寄せられて、住んでる世界が違いすぎて恥ずかしくて私からはめったに話しかけられないけど数少ない彼女とのなんでもない会話が幸せなんだよなぁ、ああ良い子……。

そう、「住んでる世界が違う」という気後れを、ボートの上でしばしばあらゆる他人に対して感じる。二、三人でひっきりなしにしゃべり続ける妙齢の女性グループとか(元気すぎるだろ)、ナマコへの愛をチラ見せすると「なにかナマコの研究とかされてるんですか?」と問うてきて「そういう理由でもないと普通ナマコなんかに興味持たないでしょ?」という経験不足な自己解釈をありありと滲ませる人とか。ふん。ナマコはおまえとか私と違って無性生殖できるんだぞ。

これからの私の人生がどう転んだとしても本質的に同類にはなれないと思わせられる人間が世の中に沢山いる。東京に住んでても沖縄にバカンスに来ても変わらないその事実が時々私を疲弊させるけど、それでもYちゃんみたいにその境界線をグワッと超えた魅力を持つ人間に簡単に救われてしまう瞬間があって、とにかくいろいろたまらんのです、たまらんよね、人生ってやつはねえ。