ギュッと五臓六腑

私は星野源が怖い

この世には余りにも私の欲しいものがなさすぎるというか惜しい、惜しいんだよ、あと数ミリ数センチの私のニーズになぜおまえらは応えてくれないんだ?と歯噛みすることがままあって、したらば私もクリエイター側に回るしかない。

創作の原動力について、星野源はかく語りき。

「本当はアウトプットしないで生きていけたらいいと思うんですけど。どうしてもそうしないと生きていけない感じがあって。面白いものを作るぞっていう人たちが集結して、頑張って作ったものを見ると、物凄く元気が出るんです。自分もそういうものを作っていきたいなと思うし、そういう風に思ってもらえたらいいなあと」

星野源『情熱大陸』で闘病の日々語る「辛いことの中には、意外と面白いのが混じっている」 - Real Sound|リアルサウンド

しれっと引用したけれど私は星野源が怖い。歌がうまい、音楽をつくれる、踊れる、演技ができる、文章を書ける、アニメを観る、ドラマも観る、映画も観る、今挙げたすべてについて即興で喋れる(ラジオができる)、ユーモアもある、人あたりがよい、闘病の過去もある、顔も悪くない、身長もそれなりにある。こんな存在が脅威以外の何者だというのか。「星野源、いいよね」じゃないんだよ。恋ダンスに沸いてたやつら、恋ダンスを踊ってみて自分も一瞬でもその流れに便乗できたと思ってる奴ら、おまえらわかってんのか?逃げ恥でただガッキーの可愛さに萌えていたやつらも、わかってんのか?人類はガッキーの後ろで脇役然として慎ましやかに微笑んでいた他でもない星野源に畏怖を抱き彼について考えなければならなかったのだ。僕/私は星野源に対して正対できる存在であれるだろうか、と。


さて、私が最近つくったものです。

1. ナマコパーカー

ナマコは可愛い。可愛いものはグッズにして持ち歩きたい。しかしナマコグッズはこの世に絶対数が少なすぎる。自分で作るしかない。

PCで透過ナマコ画像を描いた。持ってて良かったペンタブレット

TMIX は渋谷のオフィスにワンルームショールームを持ってて、せっかくなので……というかやっぱりテキストと写真だけじゃ素材感とサイズ感わからないですわと思って、ショールームにお邪魔してきた。試着もさせてもらえてハッピー。TMIXさんおせわになりました。

2. おくすり手帳

おくすり手帳とは。


自分が使っている薬の名前・量・日数・使用法などを記録できる手帳です。副作用歴、アレルギーの有無、過去にかかった病気、体調の変化などについても記入できます。

「お薬手帳」活用のススメ|処方せんをもらったら|日本調剤 お薬手帳ってなに?

表記については「おくすり手帳」派と「お薬手帳」派でゆらぎがあるが私は「おくすり手帳」を断然推す。なぜなら「お薬手帳」は一文字だけひらがなでダサいからだ。ダサいのは悪。

天は二物を与えずどころか何物も私から奪った上で産み落としやがりまして、おかげさまで病院を股にかけて常用薬をもらいに走る日々、なので薬剤師さんから「おまえー!おまえみたいなのはなー!おくすり手帳を持たないとなー!おまえー!」という無言の圧力を受けるのにも飽きて導入を試みるが、薬局でもらえるおくすり手帳というのはあまりにも華がない。ないんですよ。その華のなさといったら、私のサブカル女力をもってしてでもサブカルオシャレに昇華させることはできないほどの。

このおくすり手帳、実際には薬局で薬を受け取るときに、薬の名称・用法・用量の一覧を印刷した紙やらシールやらを貼ってもらうだけの手帳なので、自作しても大丈夫、とのこと。厳密には副作用歴とかアレルギー歴とか書く欄を設けておけよとかいろいろある。日本薬剤師会さんは今は電子化もといアプリ化の流れを推し進めてるみたいだけど、しゃらくさいのでアナログでいきましょう。私は手帳というものにテンションが上がるタイプの人間なんだ。


無印良品でA6サイズのノートを買ってくる。


▲沖縄に住むデザイナーヨナハアヤのSUZURIでステッカーを注文する。


▲これをこうしてこうじゃ!


▲いいですか、百均にはおくすり手帳カバーが売っているのです

おくすり手帳はすべからく体調悪いときに使うのだし、薬剤師さんにも見せるものなのに、思ったよりDEATH NOTEっぽくなってしまった。しかしながら黒地に白文字が書かれているというだけでDEATH NOTEキリスト看板に見えてしまう病はもしかしたら20XX年世代だけかもしれない。

3. 小物入れ


▲一枚の革ぎれぺろん


▲四隅に穴を開ける


▲縫って終わる(雑)

クリームやら目薬やら細々とした物、そう、KOMONO、小物をテーブルの上に放置していたのだけど突如としてムカついてきたのでレザークラフト道具一式取り出してきて作った。所要時間40分。こんなふうに買うほどでもないものを自分でサッと作れたとき、能力があって良かったなと思う。交通費の削減。

4. 下敷き


▲何の愛想もない下敷き

買うほどでもないシリーズ、下敷き。ポリプロピレンの一枚板があったのでカッターで切り出して事なきを得た。

5. ブックカバー

あらゆる厚みに対応できるようになってるブックカバーが欲しくて、売ってはいるのだけど、裏表紙側のベロが台形だとそれだけで読んでる最中に外れやすくて困る。作る。


▲表紙側


▲裏表紙側


▲厚さ1〜3cmに対応できるように遊びを取る

しおり紐も付けたかったんだけどあの一般的なしおり紐はほつれてくるからなぁどうしようかなぁと迷って本体を先に作り上げてしまった。なにかいいしおり紐があれば後付けする。

切り口の黒い液剤、はみ出しまくってとても悔しい。でも既製品でも結構はみ出していることを私は知っている。

「明るい色のレザーで切り口だけ暗い色」というデザイン、ここ数年で流行ってる気がする。発端はどこのブランドなんだろう。私の中では「サマンサタバサっぽい」という印象がある。

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コーチは柄が強いから切り口は強い色にしにくくてそういうデザイン少ないのかな。

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男性ものでは全然見ないので女性もの特有のデザインなのかも。ところで電車で男性が使い古したビジネスバッグ持ってるとグッと来るね。